標準化メソッド 工程能力:QC

 

  3.2.1.2QC(Quality Engineering 品質管理)  
要件項目                       要件項目内容  

1)QCによる

要件対応

2)QCとは

@QCの定義

AQCの目的

3)QCによる

標準化

 

1)QC(品質管理)による要件対応
・コミュニケーション面:製品品質標準化
 製品面:品質工程能力標準化
 ヤル気面:品質管理標準化と改善力向上
 
2)QC(Quality Control 品質管理)とは
@QCの定義ーISOー
・QC(Quality Control 品質管理)の定義:(JISQ9000/2015)
・品質とは:対象に本来備わる特性の集まりが要求事項を満たす程度
・要求事項とは:明示、暗黙、義務要求されている、ニーズ、期待
・品質管理とは:品質要求事項を満たす品質マネジメントシステム
・品質保証とは:品質要求事項を満たす確信を与える品質Mgtシステム
 品質マネジメントとは:ISOで示す 
A数式によるQCの目的

 

            T(公差) 品質標準規格 設計設定
工程能力指数Cp=――――――――――――――――――
            6σ(バラツキ) 工程能力 製造能力(5M)
設計が設定したT(品質標準規格)に対し、6σ(99.97%)の
バラツキの範囲で製造する能力との比較で、1以上にする活動指標。
 
3)QC(Quality Control 品質管理)による標準化
・品質特性値(部品寸法公差等) の標準化
・管理限界内バラツキのための標準化
・製品異常対応のための品質保証標準化

 

 

 

4)QCによる

標準化の方法

4)-1コミュニケーション

a通常チャンネル

 
4)QC(Quality Engineering 品質管理)による標準化の方法
4)-1コミュニケーション 製品品質標準化
a通常チャンネル
@検査基準標準化
・製品の標準化:ISO、JIS、各業界で設置される製品規格
・部品の標準化:各企業で設定される製品規格、構成部品の公差 
・方式・機構・工法の標準化:JIS、各企業制の、動作特性等規格
・工程標準化:6σ(99.97%)のバラツキで製造する5M条件
*(Machine、Man、Material、Method、Measurement)を設定、
 標準化することで、品質の工程標準化を行う。

 

@品質の階層
 『品質とは、本来備わっている特性の集まり』は、下表の品質特性
 の階層で示す。

 

階層 品質の階層 品質特性の例
製品環境 エネルギー特性、信号デジタル特性
製品 安全性、耐久性
機能ユニット 基本機能特性、操作性、信頼性
機能部品 動作特性
複数部品 軸間距離公差
部品 材質、引張強度、表面粗さ、寸法公差
締結部品 トルク

 

bリスクチャンネル
bリスクチャンネル
・不良品原因不特定
 不良品データ体系化、品質測定管理不十分のため、原因・対策
 不十分、社内ロス時間拡大、
@製品別、部品別不良、クレームの分類不十分
A工場別・工程別不良・クレームの損失時間
B不良、クレームの現象ー原因分析不十分
・苦情対応についても同様、このことで
 クレーム対応遅れ、取引停止
@苦情、クレーム、リコール対応規程整備
A品質保証規程、基準整備
B原因・対策・処理の品質保証規程に基づく訓練実施

 

 
cチャンスチャンネル

 

cチャンスチャンネル
・原因対策体系化
@暗号セキュリティ
Aブログ交流
B専門機関・大学とのネットワーク
C重要顧客とのネットワーク
D当社WebSiteのリンク開放

 

 

 

4)-2製品 

品質工程能力  標準化

a現状製品

 

4)-2製品 品質工程能力標準化
a現状製品
・自社製品品質工程能力データ化をQC工程表で行う
@工場、職場コード化
A工程系列、工程コード化
B工程別品質特性設定
C工程別5M設定
D目標品質特性に対する品質工程能力設定
F上記を定めた作業標準制定
G改善を進め作業標準改定を行う

 

 
bデジタル製品
bデジタル製品
・デジ製品品質工程能力データ化をQC工程表で行う
@新工場、新職場コード化
A新工程系列、新工程コード化
B新工程別品質特性設定
C新工程別5M設定
D新品質特性に対する品質工程能力設定
F上記を定めた新作業標準制定
G改善を進め作業標準改定を行う

 

 
c不足技術
c不足技術、
・不足品質工程能力データ化
@技術開発管理プロセス標準化
 

 

4)-3ヤル気  製造等力量  水準データ化

a標準化・改善力強み評価

4)-3ヤル気 製造等力量水準データ化
a標準化・改善力強み評価
・自社製品設計・製造スキル力量評価
@設計部品表把握力評価(コード体系、採番方法、採番管理理解)
B工程部品表作成・評価・標準化・指導力評価
 
b標準化力変身

b標準化力変身

・設計・製造部門標準化力変身評価待遇
@工程部品表作成・標準化力量評価
Aデジ製品工程部品表作成・標準化力量評価
 
c改善力変身

c改善力変身

・設計・製造部門改善力変身評価待遇
@工程部品表・評価・改善力力量評価
Aデジ製品工程部品表評価・改善力力量評価